2017年7月12日水曜日

フリーゲーム界のこれまで

フリーゲームの歴史は意外と長く、古くから存在していました。

私が参入した95年、当時は非常にマニアックな趣味であり、
ビジネス用途やおっさんの趣味の延長線にあるもので、
今日のようにポピュラーなものではありませんでした。

作られるゲームも凝ったものではなく、お父さんと子供で一緒に作ったような
短くて簡単なゲームばかりでした。
そんなものでもダウンロードするには3分10円程かかり数MBのものでも数時間、
掛かることもありました。

一つのフリーゲームをダウンロードするのに数百円とか掛かっていたので
コンシューマーゲームを買うほうが安かった気もしましたが、
その可能性が面白かった時代でもありました。

敷居が高いため、今のように一般的なユーザーは少なく、
開発者同士がダウンロードしあって感想を送り合ったり、気が合えばチャットして会うといった事もあり、それなりに盛んな業界でした。

そして96、97年になるとフリーウェアはパソコン雑誌のCD-ROMに収録され
通信費が掛からずたくさんのゲームやツールが使えるようになってくると
フリーウェア、シェアウェアという業界が認知されてきます。

文字だけのパソコン通信がフェードアウトしていき高速インターネットが可能になり
ブラウザによって画像や文字、映像や音を扱えるようになりました。
それと同時にゲームの質も上がってきました。

RPGツクール2000が発売され、オリジナルのRPGが制作されます。
まだ製作者も少なく、どのようなものでもRPGツクールで作った作品の公開自体が
ちょっとしたニュースになり、たくさんの人が数少ないゲームをダウンロードして
遊びコミュニティが生まれ賑わいました。

しかし、開拓期という事もあり、マネタイズの手段があまりありませんでした。
広告やシェアウェアで売るといったことも、まだまだマイナーな領域でしたし
プレイヤーも子供がほとんどだったかもしれません。

2005年くらいになってくると、電子マネーが普及してきました。
同人ゲームを扱うショップも増えて、その決算方法に電子マネーが用いられる事によって
シェアウェアの敷居が低くなりました。またツクールXPや格闘ツクール2nd等
の発売によってゲームは市販レベル近い高画質を表現できるようになりました。

フリーゲーム業界は完全に一般的なものになり、ゲームの配給とプレイヤーの需要が
完全に合致して公開すれば評価もされるが、競争率も生まれて
ゲーム自体の質が市販と同等レベルになるものも作られてきました。

もうお父さんと子供が遊び感覚で作ったものではなく、
本気で作る時代になっていきました。

つづく

(※全て個人的観点で書いています)

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